20110114

All our dreams can come true - if we have the courage to pursue them.

All our dreams can come true - if we have the courage to pursue them.
追い続ける勇気があるなら、すべての夢は必ず実現できる。
/Walt Disney

いつも真面目なことばかり書いているので、今日は少し息抜き。
2010年夏、イギリスへ語学留学に行きました。
イギリスに行くついでにベルギー、フランスに行ったのでその時の写真を少しup。
その名も「新・美術館の楽しみ方」ww

今「作品の鑑賞の方法」を美学的に研究する授業を取っているのですが、ひたすら難しい。
カントの美と崇高やアドルノの音楽の現代性…
アーティストにとってその絵をどう鑑賞されたいかってすごい難しい問題ですよね。
コンセプトがしっかりしてても、息苦しいものなら、「こんな風に見えない」なんて思われてしまうかもしれない。
分からない人には分からなくていい。
自己満足でやってるから人の共感はいらない…

色々スタンスはあると思いますが、鑑賞者の視点から「芸術がどう見られてきたか」を研究するのは興味深いです。
もちろん、こんな深く考えなくてもいいんじゃないのって思うことは多々ありましたが(あまりに難しすぎるが故)
アーティストの作品を見るのは何百人もの鑑賞者。
最近は鑑賞者が介入していけるような作品も増えたし、鑑賞者が自立的に動いていくことによって
新しいアートができるかもしれない。

私自身、キュレーターを目指していますが、キュレーターはアーティストに最も近いあえて命名するなら「第一鑑賞者」的な側面はあるかな、と思っています。

いつの間にか真面目な話になってましたが笑
コンセプトがしっかりある現代のアートに比べ、中世のアートは鑑賞が難しい。
コンセプトを知るわけでもなく、作家の心意気を感じるでもなく。
もちろんそういうことが重視されてない時代だったから当たり前なのですが。
美を授かろうと思いつつも図解学的に見て…とか思ってたら見てて見疲れる。

ベルギー王立博物館は見応えのある中世美術が多くて、途中で疲れてしまいました。
(美術館自体はとてもきれいで、展示に工夫がされていてとても素敵(写真参考)でした。)

そこで、「新・美術館の楽しみ方」!w
まずは写真をご覧下さい。

 ある意味これはアプロプリエイシ(イメージの流用芸術)かもしれませんが、
これをしている間どんだけ面白かったか!w
普通に見てるだけだったら自分→作品の構図ができてしまって、ただ、静かに見るだけ。
これでは疲れてしまってしょうがないと思います。
ただ、こうすることによって、作品→自分への流れも同時にできる。
ある意味体感芸術ですw

私たちは18歳ですが、子供たちにこういうことをさせたら面白いんじゃないかなあ、とかも思いました。
アートを身近にって何か新しいものを作らなくてもこうやってできるんだとかも思った次第です。

でも普通に見て、真っ白の作品だけを写真で撮るよりこうやって
 鑑賞者がいる方が興味をそそられるような気がします。
いったいこの人はこの真っ白な画面から何を感じるのだろうとか思ってみたり。
そう思うと、やはりたくさんの人に見られる作品は幸せかもしれませんね。

真面目なこと書かないつもりやったのに、いつのまにかこうなってしまいました…。

今日はこれでおしまい。



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